新緑
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昨年とほぼ同時期に……

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昨年の6月20日のブログに載せたサボテンが、
今年も一斉に花開かせました。

2つ花を咲かせているのが親株で、
あとの3つは子株です。
この子株たちは同時に植え替えをしました。
植え替え時期をずらした他の子株は、
もう花が終わったり、まだ蕾状態のものもあります。
孫株もありますが、まだ花芽は付きません。

サボテンは元気な時に花を咲かせますが、
注意しないと行けないのは、
鉢に根が回り過ぎたり、根の状態が悪くて枯れる寸前の時にも、
花を付けることがあります。

実はこの親株も以前そういう状態になったことがありました。
花芽が5つも付いてきれいに咲いたのですが、
株の下3分の1が茶色く変色したので、
あわてて鉢から外したら、ほとんど根が残っていませんでした。
自分が死ぬ前に種を残そうとしたのでしょう。
偉大なる遺伝子の働きです。

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モスクワのサボテン

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こんな真夜中に治療院にまだ残っています。
今夜は台風4号の影響できっとヒマだろうし、
早仕舞いしようかな……と思っていましたが、
風雨の中でも疲れを溜め込んだ患者さんが来られました。

PHOTOは昨夜花開いたモスクワ育ちのサボテンです。
当院の患者さんだったロシア人のTさんから頂いたものです。
冬は厳寒のモスクワでサボテンとは、ちょっとイメージが湧きませんが、
新潟と同じように室内で冬を越させるのだそうです。
けっこうサボテンは人気があるとか。

この白い花はユリの花のような甘い香りを漂わせています。
虫を誘って受粉させるのだと思いますが、
私の育てているサボテンの中で、
香りの高い花を咲かせるのはこれだけです。
宵に開花し、翌日の昼には萎れてしまいます。

夜に咲く花はほとんどが白く、
太陽が昇ってから咲く花は赤や黄色や紫や原色系のものが多いのです。
白い花は月明かりでも目立ちますし、
原色の花は昼間に目立って、虫を誘えます。

サボテンの花に原色系のものが多いのには、
もう一つ理由があります。
サボテンの原産地は沙漠なので紫外線が強く、
紫外線は体内に入ると有害な活性酸素を発生させますが、
サボテンはカロチンやアントシアニンなどの抗酸化物質の色素で
種を作る花を守っているのです。
その辺の話は、
『ふしぎの植物学』(田中修著/中公新書)に書かれています。

by   at 01:46  | Permalink  | Trackbacks (0)

一夜きりの花

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土曜日の深夜、すでに日付は変わっていましたが、自宅に帰ったら、
治療院へ昼出掛ける時は開花寸前だったサボテンが、
3輪の大きな白い花を開かせていました。

花一つの直径は10センチ以上あります。
サボテン本体より大きな花です。
本体から光(太陽)に向かって花芽が20センチくらい伸び、
その先端に花が開きます。
宵に開花し、翌日のお昼過ぎには萎れてしまいます。
一夜きりの開花ショーです。

おかげさまで治療院は忙しく、
仕事が終わるとヘトヘトですが、
きれいな花は一時疲れを忘れさせてくれます。


by   at 00:37  | Permalink  | Trackbacks (0)

今年も咲きました

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今月に入って、
治療院の窓辺を飾ってくれているサボテンが
次々と開花しました。

院内からはブラインドを開けないと見えないのですが、
花好きの女性患者の方には、
治療の後でお見せしています。
意外にもサボテンの花を知らない方がいたりして……。

園芸好きの新潟市近隣在住の方なら
たぶんご存知の姥ヶ山ムサシ園芸コーナーに通い、
今年は気合いを入れて、自分で用土もブレンドして、
春先から植え替えをしました。

自宅のサボテンも次々と開花しています。
多肉植物も入れると、
全部で50鉢くらいあるでしょうか、いやもっと。
近所の人は「サボテン狂」とウワサしてるのかも……。

by   at 21:21  | Permalink  | Trackbacks (0)